中国あるある

中国での20年間は、驚きの毎日でした

山頭火ラーメン

ラーメン好きの方は、北海道旭川の「らーめん山頭火」をご存じだと思います。

旭川の駅前にあります。

山頭火本店(旭川)

私はここのラーメンが大好きです。

 

山頭火は、国内外にたくさん支店があります。

ホームページを見ると、海外ではアメリカ、カナダ、香港、台湾、シンガポール、マレーシア、フィリピン、タイに支店があると書いてあります。

しかし、中国大陸には一つもありません。

 

ところが、中国で見つけました!

ん? ちょっとおかしい???

「山頭火」じゃなくて「火頭山」??? かとーさん???

しかし、漢字のフォントは全くよく似ていました。

順番がちがうだけです。

ただ、ラーメンというのが、日本では「らーめん」とひらがなになっています。しかも右から読みます。

でもまあ、店構えも内装もしっかりしているし、ここは高級ショッピングモールの中です。

美味しいラーメンが食べられるのなら・・・と、入ってみることに。

とりあえず、何品か注文してみました。

本家とはかなり味がかけ離れていますが、これはこれでわりと美味しくいただけます。

値段は40元前後。日本円で800円くらいです。それほど安くはないですが、もともと、このへんでまともなラーメンを食べられる店はほとんどなかったので、ちょうどいいかなと思いました。

大衆点評

中国版「ぐるなび」の「大衆点評」にも掲載されていました。

しかし、残念ながら、この店はしばらくして閉店してしまいました。

日本をパクったお店は、中国で次々に出てきますが、山頭火の店名を使っても、それを知って入店するお客さんが何人いるのでしょうか? 

客寄せのためではなく、きっとお手本があると店を出すときにコピーするだけでいいので、やりやすかったんでしょう。

こういうことに、彼らは罪悪感をもっていません。

本人たちに悪気が無いのです。そういう文化なんですね。