山頭火ラーメン
ラーメン好きの方は、北海道旭川の「らーめん山頭火」をご存じだと思います。
旭川の駅前にあります。
私はここのラーメンが大好きです。
山頭火は、国内外にたくさん支店があります。
ホームページを見ると、海外ではアメリカ、カナダ、香港、台湾、シンガポール、マレーシア、フィリピン、タイに支店があると書いてあります。
しかし、中国大陸には一つもありません。
ところが、中国で見つけました!
ん? ちょっとおかしい???
「山頭火」じゃなくて「火頭山」??? かとーさん???
しかし、漢字のフォントは全くよく似ていました。
順番がちがうだけです。
ただ、ラーメンというのが、日本では「らーめん」とひらがなになっています。しかも右から読みます。
でもまあ、店構えも内装もしっかりしているし、ここは高級ショッピングモールの中です。
美味しいラーメンが食べられるのなら・・・と、入ってみることに。
とりあえず、何品か注文してみました。
本家とはかなり味がかけ離れていますが、これはこれでわりと美味しくいただけます。
値段は40元前後。日本円で800円くらいです。それほど安くはないですが、もともと、このへんでまともなラーメンを食べられる店はほとんどなかったので、ちょうどいいかなと思いました。
中国版「ぐるなび」の「大衆点評」にも掲載されていました。
しかし、残念ながら、この店はしばらくして閉店してしまいました。
日本をパクったお店は、中国で次々に出てきますが、山頭火の店名を使っても、それを知って入店するお客さんが何人いるのでしょうか?
客寄せのためではなく、きっとお手本があると店を出すときにコピーするだけでいいので、やりやすかったんでしょう。
こういうことに、彼らは罪悪感をもっていません。
本人たちに悪気が無いのです。そういう文化なんですね。