中国あるある

中国での20年間は、驚きの毎日でした

子供のトイレ事情

中国へは最初は出張ベースでした。

上海、浦東地区の一応5つ星ホテルにチェックイン。しかし、その周りには、ほとんどお店がありません。

唯一あったのが、ヤオハン(八佰伴)デパートでした。そのころはまだ日本資本でした。開発途上の浦東にひときわ大きく輝いていた壮大な建物でした。

周りの景色からは完全に浮いていましたが、きれいで、清潔な印象です。日本人がホッと一息つける、そんな空間でした。

現在の浦東八佰伴

その大きな吹き抜けの玄関は、日本でもあまり見たことがない豪華絢爛なイメージです。

もちろん人気で、毎日お客さんが押し寄せ、入口のエスカレーター前は押し合いになるくらいに混んでいました。

八佰伴の入口、エスカレーター前

そんな美しくも壮大なヤオハンの入口ロビーの真ん中あたりで、お母さんが1~2歳くらいの小さな子供を抱いたまま、私の目の前で突然かがんだのです。

そして、その次の瞬間、その子は「オシッコ」を放出したのでした。季節は冬で、子供は暖かそうな服をしっかり着込んでいたので、まさかそんな離れ業ができるとは・・・しかもお客さんがたくさんいるヤオハンのロビーで!

その時初めて知りました。子供の服は、股割れになっていたのです。

股割れズボン

さらに驚いたのは、他のお客さんたちはそれを見て見ぬふり。

店員も見て見ぬふり。

誰もその母親をとがめる人はいません。

そして小さな水たまりを掃除する人もなく、皆さん少しよけながら歩いていました。

そうなんです。

中国の小さな子供は股割れ子供服でそこいらじゅうに放尿するのです。

当時、中国人のそんな習慣を知らなかった私は、愕然と立ち尽くしたのを覚えています。

 

その後、いろいろな場所で、この光景を見ましたが、だんだん気にならなくなった自分・・・

 

最近都会ではトイレもたくさんあり、そういう行為も減ってきました。

しかし、今でもちょっと地方に行けば、簡単に見ることができます。

通販の淘宝

股割れズボンは、今でも、通販最大手の淘宝などで売られています。